XboxはWindowsOSで有名なマイクロソフトが世に送り出した家庭用ゲーム機です。

日本ではイマイチですが、世界的に見ればかなりのシェアを獲得しています。

Xboxが日本で売れなかった理由とは

マイクロソフトのXbox Xboxの日本での発売日にはマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が来日するなど、日本市場への販売には力を入れていました。

販促のための宣伝には、日本で名の通ったロックバンド「X JAPAN」でドラムとピアノを担当していたYOSIKIが採用をされました。

Xboxが日本で売れなかった理由は、多々ありますが、まず第1の理由はゲーム機本体の大きさです。 発売当初のXboxのサイズは横幅32cmX奥行26cmX高さ9cmもありノートパソコン以上の存在感がありました。 日本の様な狭い住宅事情を考慮したコンパクトなサイズ設計とはなっていませんでした。

また、Xbox本体がなかなか売れない為、Xbox用にソフトを開発して販売しても売れる本数には限界がありました。 そのため、ゲーム開発会社はXbox用ソフトを作っても採算が取れないため、Xboxに参入するソフト開発会社の数はなかなか増えませんでした。

その結果、Xboxで遊ぶことができるゲームは、海外で作られた洋ゲーがほとんどとなり、なかなかハードの売り上げにはつながりませんでした。 つまり、ニワトリが先か、卵が先かではありませんが、ハードが売れないのでソフトを開発する会社が増えない、日本人好みのソフトがなかなか増えないからハードが売れないという悪循環となっていました。

さらに追い打ちをかける様に、マイクロソフトはXboxの不具合点に対する対応内容がお粗末だったため、不信感を持たれました。 CDやDVDをXboxにセットして遊んでいると、小さな傷がCDやDVDに付くという不具合がありました。

この不具合内容に関して、最初に取ったマイクロソフトの対応は、「小さな傷がついてもプレイには支障がないので問題ない」というものでした。 これがゲーム購入者の不信感に火をつけてしまったため、ますますXboxは日本では売れなくなりました。

Xboxが日本で売れないのを見ていると、アメ車が日本で受け入れられないのと原因は同じなのではと感じてしまいます。 日本マーケットの調査をろくにやらないで、自国の仕様のまま日本でも売ろうとする。 その結果、日本の事情とはマッチしていない為、消費者にはそっぽを向かれてしまうという点です。

最新モデル

マイクロソフトの最新モデルはXbox Oneです。 マイクロソフトはこの機種の位置づけを単なるゲーム機ではなく、マルチメディアプラットフォームとしたい様です。

テレビが見れて、スポーツ観戦ができて、インターネットができて、さらにゲームまでもできる。 そういう方向性を目指しているようです。 今のパソコンはお茶の間には置かれませんが、Xbox Oneはお茶の間におかれるパソコンになる事を目標としている様に感じます。